淡い淡い
 恋に落ちた瞬間
 君の目を見ることが
 できなくなった
 「夢なら普通に話せるのに」と
 心の中でそっとつぶやいて
 君の背中を見つめていた


 僕の中での君は
 膨らんでゆくばかり
 それでも僕らの距離は
 近づくどころか
 遠ざかっていくばかり
 透明な壁が出来てしまった


 今日も
 焦れったい気持ちを
 隠して、隠して
 顔を伏せて君の声を聞く
 君は知らないんだろ?
 僕のこの気持ちを
 恥ずかしくて
 打ち明けることもできないけど
 勇気を振り絞って
 挨拶しよう
 君に「おはよう」と