「亜理沙さーん、またサボりですか?」



私に話しかけながら磯野が近寄ってくる。



なんで磯野がいるの?授業は?



「サボりではありませんので、授業に戻ってください」



磯野と二人で教室にいたくない。早く磯野帰れ…!



「その顔は早く帰れって顔だね(笑)
亜理沙、化学嫌いだったっけ?早く化学室行って授業やろう?」



私の願いを無視するかのように磯野はまた話しかけてきた。



あぁ、もう、うざい!



「磯野先生が嫌いなだけです。私保健室行ってきます」



私はそう言って教室を出ようとした。



その時



「ドンッッッ」