「お前はどーなの」 斜め下辺りに視線をうつし、私に聞く。 「私は、……」 陽くんのなにが好きか 自分で質問しておいてだけど、案外難しい。 「陽くんといると、胸がきゅーってなるの。ドキドキするの。笑いかけられると泣きたくなるくらい苦しいの。」 身体の全部が陽くんを好きって思ってる。