「…おはよう」


『奥野くん…おっ…おはよう』






朝の挨拶…






初めてで…







嬉しくて……





顔が赤いのがわかる……




「何…ニヤニヤしてるの?」

親友の麻里…




『ちょっと…!?』




もし、彼に聞こえてたらなんて……




あるはずがないのに……





胸が痛む……





私も由奈ちゃんみたいにおしとやかに…




何て無理なのに……









わかってても……彼に私を見てほしいなんて………








でも………本気で大好きなんだ…