十琉

うん、遅いね!!


なにしてんだかね、あの子たちは。


のんちゃんも同じこと考えてたみたいだ


「のんちゃんに月姫ちゃんから連絡入ってない?」



「入ってないの・・・だからすごい心配で」


「もう夕方だな」



「うん・・・」



「俺らは先に帰らないか?」



「え?」


「多分だけど榴李たちはまだかかると思うし暗くなったら危ないだろ?

だから先に帰ろう」


「・・・うん、また明日会えるよね?」


「あぁ、会えるよ同じクラスなんだからな!」


「そうだね・・・!じゃあ帰ろっか」


「おう、送ってくよ」


「え?!そんな悪いよ!!」


「女の子一人で帰らせるほうが悪いからなっ!」


「じゃ、じゃあ・・・お願いします?」


「おうおう、任せんしゃい!」