月姫side

榊くんの秘密を知った。

そして、私の秘密を教えた。

「もちろん、俺の前でも素顔でいていいよ」


榊くんは笑顔でそう言ってくれた

「本当?すごくうれしい!!

ありがとう私に秘密、教えてくれて」

「お礼を言うのは俺のほうだよ」


「どうして?」

「小野寺さんには感謝しなきゃいけないなぁ」

そういって理由を教えてくれなかった

気になる・・・

「そうだ、小野寺さんじゃなくて

月姫。そう呼んでいい?」

ドキッ・・・ん?ドキッてなんだ?

榊くんが私のこと名前で呼んでくれた・・・

「月姫サン?」

ドキッ・・・って!なんだよ~!!!

「月姫ちゃーん?」

「っ!!ご、ごめんね!

ちょっとぼーとしてたwえとなんだっけ?」

「月姫って呼んでいいって

確認だったんだけど・・・いやだったか?」

「う、うんん!!

全然大丈夫だよ!

あ、あの・・・私も

榴李・・・って呼んでもいい・・・かな?」