十琉side

「っ・・・すごいね」

思わず見とれるところだった・・・

その子の目はとても綺麗な赤い色だった。

この世のものとは思えないほど綺麗で光が入ると

ガラスのように輝いていた。

「あっあの・・・

そんなにみないで・・・ください・・・」

「あっごめんね~あんまりにも綺麗だったからついさ~」

「そんなお世辞は大丈夫です・・・

素直に気持ち悪いっていってください。」


この子は自分の魅力に気づいてないのか?

本当に綺麗なのにもったいないな

「って、榴李くんや、話に入っておいでよ」

「三人で盛り上がってるみたいだったので

朱色さんの目は綺麗だよ

伊勢崎君が見惚れるくらい」

「な、なぁにいうのかな榴李くん???????」

「そ、そうですよ!!

私の目を見て見惚れるなんてありえませんっ!!」

「そうかしら?私は初めて見たとき見惚れたわよ?」

「あ、月姫ちゃん!!からかわないでっ!!」

「別にからかってないわよ~」

「もぉ~月姫ちゃんのそういうところ嫌いだよっ!」

「まぁ、私嫌われてしまったわ♪」

「喜ばないで!!」



「榴李、ここは賑やかだな。」

「そうだな、俺にはもったいないよ」

「んなことねぇよ!そんなこと言わないでくれ」

「ふっ、ごめんな」