伊勢崎 十琉

よっす!!

僕ちゃーんは伊勢崎 十琉!

かっこいいだろ?

惚れちゃってもいいのよ♡

なーんてなっ♪

俺っちの友達

榴李クン。

榴李くんはねー僕ちゃんより

問題児だねー

榴李は俺以外と話すとき

絶対に猫をかぶる。

心を開かない。

いや、開けなくったその方が正しいかね。

あれは俺たちが中学に入る前

もう一人俺たちの幼馴染がいたんだ。

名前は雨杉 凪 アマスギ ナギ
 
あいつには彼女がいた。

将来を誓った彼女。

名前は蜜夜 愛望 ミツヤ マナミ

大人はこう思うだろう

所詮は子供。

確かにまだ中学生だった。

でも、2人の気持ちは本物だった

俺たちはよく4人でつるんでた

その日も4人で遊んでた


「そろそろかえろーぜ」

そう榴李がいった。

だから俺たちは帰ることにした。

「俺は愛望送って帰るからここで」

「おう、じゃあまた学校でなー」

「じゃーな」

俺たちはそこでわかれた。

榴李と凪は俺の家と近かったけど

愛望は逆方向だったからいっつも凪が愛望を送っていった。