「わぁー。人、いっぱい並んでるね…」


夏菜がため息をつきながら、言った。


わたがしの列はとっても長い。


たぶん、どこよりも長いと思う。


「でも、いこ!わたがし食べたいもん!」


今度は私が夏菜の袖を引っ張り、駆け出す。


「ちょ、ちょっと結衣、転ぶ!」


「大丈夫だいじょー…ぶっ!」



どんっ



うしろを向いて夏菜と話していたら、誰かにぶつかっちゃったみたい…? 


「わりぃ!」


「ご、ごめん…って、相川くん!?」


ちょっと茶髪の髪をくしゃッてさせてる
イケメン。


そして…ちなみに…


私の好きな人。


相川 春輝(aikawa haruki)


偶然…!もしかして、運命!?


なわけないか…