次の日、地元の走り屋達の間では和毅が負けたニュースで持ちきりだった
走り屋の男(は?卓也まじかよ!!)
卓也(あぁ…あっさりインから行かれたってよ)
進卓也19歳、和毅の幼馴染みで和毅には及ばないがK高速では最速のチーム
NextSkyのチームリーダー
愛車は真紅の三菱ランサーエボリューション7
加速重視のランエボを最高速でも安定したパワーを出せるようにチューニングした
卓也のランエボは低回転からでも一気に吹け上がる4G63エンジンは軽く600馬力を越えている
その凄まじい加速性能はまさに弾丸と呼ばれ外見から中身まで全て徹底的にチューニングが施されているランエボである
愛称は(真紅の弾丸)
卓也(和毅が負けるなんてな…)
男(相手は?車は?)
卓也(それがよ…実はZだったって話しだ
旧式のS130Z…色はマンハッタンカラーだったってさ)
男(そんな奴居ましたっけ?)
卓也(たまに現れるのさ…そーゆー奴がな)
同時刻K市N町
バーストレーシング
和毅(親父…)
親父(負けたんだってな)
和毅は黙って頷く
そして和毅は昨日の夜のバトルの全てをお客さんも居る中で話した
親父(S130って言ったよな?)
和毅(そうだけど?)
親父(まさか…)
和毅(何か知ってんのか?親父)
親父(昔の話しだ、俺がまだ現役だった頃
K高速でその昔最速って呼ばれた人が居てな、その人の車も確かマンハッタンカラーのS130だったな…あの人のZの速さは今でも忘れられないよ)
和毅(じゃあその人が走り始めたって)
親父(んな訳あるかよ(笑)あの人はもう降りた人だしそれにな…)
和毅(それになんだよ)
親父(もしあの人が未だにあのZを持ってて走り始めたのならあのZはケタ違いだよ、お前のスープラじゃ話しにならねーだろうな
間違いなくな)
その言葉に唖然とする和毅
親父(その当時噂ではあのZの馬力は800馬力
を軽く越えてたって話だ)
和毅(L28で800馬力だと?!!)
親父(L28をボアアップし更にツインターボ+キャブからパイピングから全てフルチューンだったらしい恐らく今でも間違いなくあの頃と同じ戦闘力だろうな
もしもあのZならな)
和毅(じゃあ乗ってたのは)
親父(いやあの人じゃないだろう、あれからもう20年近く経ってるそれにあの人は家族が出来るからと言って降りた人だった
だから恐らく…)
和毅(って事はその人の…)
親父(かつては迅風(じんぷう)のZと呼ばれ現役当時は負け無しの走り屋だった親父の血と愛機であったそのZを受け継いだ息子って事だろうな。まぁつまり蛙の子は蛙だって事かな)
そう言って仕事に戻る親父
それを黙って呆然と見つめる和毅の視線の先にはある決意があった…
(絶対越えてやる!必ず!探し出してリベンジしてやる!!待っとけよ迅風のZ!!
俺のスープラがあんたの連勝記録に傷入れてやらぁ!!)
そしてスープラをチューニングし始める和毅
1時間後
K市某所
コァァァァァアアン!コァァァアン!
男(おっ帰ってきたか、お帰りZ、そして直樹)
直樹(ただいま親父、なんだ嬉しそうなそのツラは(笑))
親父(嬉しいに決まってるだろ♪息子が走り屋し始めてしかも初日で勝って来たんやから)
直樹(桐谷和毅の事か、あいつは上手かったよ、シフトチェンジのタイミングも
ブレーキングも、ハイパワーの車の扱い方を熟知してたけどまだ爪が甘かったよ)
親父はそれを黙って聞いていた
坂村直樹22歳
現役当時は迅風のZと呼ばれ無敵の走り屋だった親父、坂村浩の息子であり
そしてその最速の血と父親の相棒であった
マンハッタンカラーのS130Zを受け継いだ
父親の浩言わく天性の感を持つドライバー
であり父親の浩でさえも800馬力越えのモンスターZを扱いこなすのに1ヶ月の歳月をかけたにも関わらず直樹はそのZを
たったの5日で手の内にしたまさに
天才である
直樹(桐谷和毅か…またバトルしてーな
次は簡単には墜とさねーからな
楽しませてくれよな)
こうして和毅と直樹は徐々にまるで
運命の糸にたぐり寄せられるように
お互い次のバトルに心を躍らせ
走り込む二人であった
そして…
男(桐谷和毅を倒すぞ)
男2(あぁ)
とあるSAに停まる一台の
真っ黒の日産スカイラインGT-R R34
このGT-Rが直樹と和毅の出会いのきっかけになるとはまだ誰も知らない…
走り屋の男(は?卓也まじかよ!!)
卓也(あぁ…あっさりインから行かれたってよ)
進卓也19歳、和毅の幼馴染みで和毅には及ばないがK高速では最速のチーム
NextSkyのチームリーダー
愛車は真紅の三菱ランサーエボリューション7
加速重視のランエボを最高速でも安定したパワーを出せるようにチューニングした
卓也のランエボは低回転からでも一気に吹け上がる4G63エンジンは軽く600馬力を越えている
その凄まじい加速性能はまさに弾丸と呼ばれ外見から中身まで全て徹底的にチューニングが施されているランエボである
愛称は(真紅の弾丸)
卓也(和毅が負けるなんてな…)
男(相手は?車は?)
卓也(それがよ…実はZだったって話しだ
旧式のS130Z…色はマンハッタンカラーだったってさ)
男(そんな奴居ましたっけ?)
卓也(たまに現れるのさ…そーゆー奴がな)
同時刻K市N町
バーストレーシング
和毅(親父…)
親父(負けたんだってな)
和毅は黙って頷く
そして和毅は昨日の夜のバトルの全てをお客さんも居る中で話した
親父(S130って言ったよな?)
和毅(そうだけど?)
親父(まさか…)
和毅(何か知ってんのか?親父)
親父(昔の話しだ、俺がまだ現役だった頃
K高速でその昔最速って呼ばれた人が居てな、その人の車も確かマンハッタンカラーのS130だったな…あの人のZの速さは今でも忘れられないよ)
和毅(じゃあその人が走り始めたって)
親父(んな訳あるかよ(笑)あの人はもう降りた人だしそれにな…)
和毅(それになんだよ)
親父(もしあの人が未だにあのZを持ってて走り始めたのならあのZはケタ違いだよ、お前のスープラじゃ話しにならねーだろうな
間違いなくな)
その言葉に唖然とする和毅
親父(その当時噂ではあのZの馬力は800馬力
を軽く越えてたって話だ)
和毅(L28で800馬力だと?!!)
親父(L28をボアアップし更にツインターボ+キャブからパイピングから全てフルチューンだったらしい恐らく今でも間違いなくあの頃と同じ戦闘力だろうな
もしもあのZならな)
和毅(じゃあ乗ってたのは)
親父(いやあの人じゃないだろう、あれからもう20年近く経ってるそれにあの人は家族が出来るからと言って降りた人だった
だから恐らく…)
和毅(って事はその人の…)
親父(かつては迅風(じんぷう)のZと呼ばれ現役当時は負け無しの走り屋だった親父の血と愛機であったそのZを受け継いだ息子って事だろうな。まぁつまり蛙の子は蛙だって事かな)
そう言って仕事に戻る親父
それを黙って呆然と見つめる和毅の視線の先にはある決意があった…
(絶対越えてやる!必ず!探し出してリベンジしてやる!!待っとけよ迅風のZ!!
俺のスープラがあんたの連勝記録に傷入れてやらぁ!!)
そしてスープラをチューニングし始める和毅
1時間後
K市某所
コァァァァァアアン!コァァァアン!
男(おっ帰ってきたか、お帰りZ、そして直樹)
直樹(ただいま親父、なんだ嬉しそうなそのツラは(笑))
親父(嬉しいに決まってるだろ♪息子が走り屋し始めてしかも初日で勝って来たんやから)
直樹(桐谷和毅の事か、あいつは上手かったよ、シフトチェンジのタイミングも
ブレーキングも、ハイパワーの車の扱い方を熟知してたけどまだ爪が甘かったよ)
親父はそれを黙って聞いていた
坂村直樹22歳
現役当時は迅風のZと呼ばれ無敵の走り屋だった親父、坂村浩の息子であり
そしてその最速の血と父親の相棒であった
マンハッタンカラーのS130Zを受け継いだ
父親の浩言わく天性の感を持つドライバー
であり父親の浩でさえも800馬力越えのモンスターZを扱いこなすのに1ヶ月の歳月をかけたにも関わらず直樹はそのZを
たったの5日で手の内にしたまさに
天才である
直樹(桐谷和毅か…またバトルしてーな
次は簡単には墜とさねーからな
楽しませてくれよな)
こうして和毅と直樹は徐々にまるで
運命の糸にたぐり寄せられるように
お互い次のバトルに心を躍らせ
走り込む二人であった
そして…
男(桐谷和毅を倒すぞ)
男2(あぁ)
とあるSAに停まる一台の
真っ黒の日産スカイラインGT-R R34
このGT-Rが直樹と和毅の出会いのきっかけになるとはまだ誰も知らない…