「おぉーるいか、今何時?」
「もう7時だよ」
翔太が慌てて時計を見直す
「やっべ、俺3時間も寝てたわ…
るいが来なかったら明日の朝まで寝てるパターンだわ」
翔太の眠そうな顔が笑顔に戻った
「翔太帰んなくていいの?」
「あー、俺は大丈夫
るいこそ大丈夫なの?」
翔太には好きな人がいるのに
優しくされると期待してしまう自分がいる
「私はお父さんもお母さんも、夜遅いから大丈夫」
「そっか、ま、こんなとこで立ち話もなんですから、帰りながら話そーぜ」
帰りながら…ということは、一緒に帰るってことか!!!!