「木、こんなもんでいいっすか?」


「あぁ」




オグニは、木の魔法を使うようで焚き火の準備は彼と、火の魔法を使うオルフェが担当している



僕とイーチェはというと、みんなが集めた食材を使って料理



………まぁ、僕には当然やらせてくれないから、皿持ちなんだけどね?



因みに、ナンティルと一緒にです。彼、料理が上手いんです。


これまたすっげぇ美味いの



彼曰く、他の奴らにやらせたら死ぬ。だそうだ



………なんか想像できる。黒いやつとか作りそう。



焦げたものもそうだけど、……焦げてなくて黒いのとか。さすがに僕もそこまでいかないし



一応、料理できるんだけどねー





「で、後どれぐらいで着くんすか?」


「お前はそればっかだな、おい」


「歩くの疲れたんすよー」


「いつも歩いてんだろーが」


「……そんな事はどうでもいいよ。そうだね、明日の夕方には着いてるんじゃない?何もなければ」





この砂漠には当然、何もないというわけではない



魔物や、また盗賊なんかもいたりする



それらと出会わなければ、夕方には着くという事だろうか