「どうする、行き先変える?」


「そうするしかないっすよ、アレだけの数相手に無傷はないでしょーし」





はぁ、と面倒そうにため息をつき、オグニは私へと向き直る



私の眼をジッと見た後、しゃがみ込み、多分担ごうとした時だろう



しゃがみ込む途中、彼はその金色の眼を見開いた




「………オグニ?」




私の声にハッとなり、眼を瞑りフルフルと頭を振る



………どうしたの?と思い、後ろを見てみる



ナンティルも、後ろを向いていて、前の向き直る時、私と眼があった



ナンティル以外誰もいないし、兵もいない



ナンティルと2人で首を傾げた時だった