部屋から出れないから、暇ぁー。
暇、暇、暇暇暇暇暇ー
ひまひまひまひまひまひまひまひまひまひまひまひまひまひまひまひまひまひまひまひまひまひまひまひーーー
「煩いですよ」
「うぬ、」
おっと、声に出てたか。
両手で口元を抑える
そのままの状態で、チラリとドア付近を見つめる
見た目は真っ黒黒の少年がドアのすぐ横に座ってるのです
黒いフードから覗くのは、青色
そりゃもう、見事な青だ
空より、青い色
魔力量、その他諸々からして……この人は多分幹部の1人
そして、用がない限り喋らないところを見ると、喋るのが嫌いなのか、人見知りなのか、単に僕を警戒してるだけなのか
ま、どうでもいいんだけどさ。
「ねね、君の名前は?」
「敵に話す事じゃない、です」
裏切り者?から敵になってんぞ、おい
容疑がはれるまで、我慢して的な事エレガン言ってたよね?!
あの発言で、僕てっきり疑いはれたのかと思ったんだけど、まさかのまだ!?
え、そんな事ないって?
………いいじゃん、別に。僕はそう思ったんだよ。うむぅ
えぇー、コレ。もしかして、戦争始まるまでこのパターン??