『そういえば、あいつが君と戦う事を楽しみにしていたよ……』




チッ、面倒だな。あの戦闘狂が……あー、もうムシャクシャする!!



髪の毛をガシカシと掻き乱した時だ




部屋のドアがあく



ギロッと入って来た相手を睨んだ





「子どもにそれはないと思う、オルフェ」


「あ!?」


「えいっ」




入って来たのは、例の草色の餓鬼。


そして、俺に向かって文句?を言ったかと思えば、持っていた分厚い本を思いっきり投げつけやがった



突然、そんな事予期もしてなかったわけだから、その本は俺の顔面へと激突





「いってぇな、何しやがる、クソ餓鬼!!」


「クソはそっちだろ!?この広い城に、僕を置き去りにする、普通!?」




………あ、




「………僕の存在、忘れてたって顔だよね。寸前まで担いでたのに忘れるとか、君の脳はカラッポなわけ?」


「うるせぇな!緊急だったんだよ!!てか、てめぇそんな流暢に話せるなら、単語で話すなよ!?」




えぇー。と文句を漏らす餓鬼



ほんと、うぜぇ。