ーーーーーーーーーー…



「で、どうする?」


「サーシャ、連絡は?」


「反応なし。」




日が暮れて、月が顔を出し始めても



私達の乗る馬車には、未だ2人が来ていない




「何かあれば、オグニも連絡するはずです。どっかで道ちでも迷ってるんじゃないですか?」


「だったら、私の連絡にも反応するわよ」



と、ムスッとしたサーシャが言う




「……おいていくって考えは?」


「モルちゃんだって狙われてるんだよ!?何かわけわからない実験体にはさせないよ!?」


「落ち着け、イーチェ」




オルフェが私の肩に手を置く


落ち着いてられますか、もう!





「連絡できない状況で、最悪パターンと言えば」


「街中で戦闘中……もしくは負けた」


「冗談でもそれを言ったらダメよ」


「冗談じゃないんだけどね。まぁ、可能性だよ、可能性。もしなんだから。」


「……エレガン」