「何ですかぁ、何の話ですかぁ。実はモルは記憶喪失って事?」




と、ガインが首を傾げ問うが




「何年儂らを心配させた。アレからどれだけ探したと思う。

もう魂が消えたかと思えば、見つかったし。見つかったと思えば、あの時の記憶がないという」


「………」






綺麗に無視されていた。




………ん?魂?



ちょっと待て。




「いろいろ突っ込みたいんすけど。」


「です」


「あぁ、お主………話してないのか。それもそうじゃな。記憶も確かでないうちは話せんか」


「………あのさ。2人で勝手に世界を作らないでくれませんか」




エレガンへと視線を向けた2人。



ピキリ、と表情が固まる



笑ってるけど、笑ってない。何か黒いっすけど。





「……聞きたい事、聞いていいかな?」


「「はい」」


「まず、モル」