「とりあえず、部屋案内しますわ。そこの………えっと、イーチェちゃんと、サーシャちゃん。オルフェと、リキは私について来て頂戴な」
「あ、はい」
「残りの奴はモルが案内して」
「はぁーい」
面倒くさそうに返事をしたモルテア。それを合図にアシュが歩き出した。
「じゃ、後でね」
「うん」
アシュの姿が見えなくなったところで、
「じゃ行こっか。」
「おー」
イリアを残して、モルテアは俺らを部屋案内しようとした
でも、それは
「………モルテア」
イリアの声によって止められた
「もう、なにさ?」
「………。本当に何も覚えてないのか?」
「………」
ジッと、イリアがモルテアを見るが、モルテアの視線はイリアではない。その少し横である