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「あー!やっと着いたぁ」


「たいぶかかったね」


「そーだね」




チラリ、と横を見れば



黄緑色の髪を揺らしながら、地面へと降り立つ子どもの姿




「ココが、リチェールライン」


「大陸と大陸の中心にある島だよ、」





リキの知り合いだった、男の船は使えない為、急遽近くの島へと降り立った俺達




「すいません、自分のせいで」


「いいって。誰だって、裏切りなんて簡単にわからないんだし」


「………」


「…オグニ?」


「あ、?……あぁ」





声をかけられたが、何の話だったか聞いてねぇ俺には答えられないっすよ



モルテアに向けていた視線を、前に戻す






あの時の会話が頭から離れない