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「っ、エレガン!!」


「イーチェ、どうしたの」




ちょうど、この辺りにいた最後の敵を海に落とした後



イーチェが、僕の側へと駆け寄って来た




「帝国が、モルちゃんが!!」


「わかった、オグニ!!」





リキの知り合いだからと、油断した





「なんすかぁ」




黒い大剣を担ぎながら、やって来たオグニ



目線で、船内を差せばオグニはコクリと頷き、走って船内へと入っていった





「イーチェ、こっち」


「う、うん。……ごめん」


「何を謝るの、油断してた僕らが悪いんだから」





確か、モルは



『この船、乗ってるのって僕達だけ?』



なんて、こと。言ってた気がする。





あの子は気づいていたという事か?




ふぅ、



なら、ココの掃除ぐらいサッサと終わらせないとね。




そう思って、何処からかやって来た敵に掌を向けていった