「解読できるのかな」


「ナンティルの事だからね、問題ないわよ、きっと」





解読して、何がしたいのか。



そんなの、魔物を倒す為に決まってる



怯えて過ごさなくていいように



龍も魔物とするならば、この先私のように狙われる子がでないように





帝国や王国が私を狙う本当の理由、魔物の王の復活を阻止する為に





私にできる事なら何でもしてやる






そう、強く心の中で決意する私を



ジッと影で見つめる姿があった事は





知る由もない