その後、さっきと同じ場所に行ってみたがそこには誰もいなかった



で、今はナンティルのところ。





「獅子の王か、聞いたことないね?」


「日記っぽいけど魔道書に近いかもです」


「ふーん、解読できそう?」





ナンティルは、よく1人部屋にこもって何かしている



本の解読や解析など、いろんな事を調べてるんだとか




「………とりあえず、うつしてからね」




と、言って紙束に本の内容をうつし始めたナンティル




「で、エレガン達は何か見つけたの?」


「いーや、全然。この本ぐらいじゃないかな」


「………かもね」





エレガンとサーシャは、同時にため息をつき、ナンティルの作業を見ていた





「一つ、」



静かなこと空間に、ナンティルの声が響く




「わかった事といえば」


「もう!?」


「………いや、モルテアの持ってる本と同じ文字だよ。これ」





トンッと指差すのは、あの読めそうで読めなかった文字だ




あぁ、だからみた事がある気がしたんだ