サーシャが手に持った赤っぽい本を開く 『本来、魔物はこの世界にあるべき存在ではない。』 「!」 「……当たりかもね」 一ページ目から、いきなりそんな事が書かれていた 見た事ない文字なのに、何故か読めた 『魔が作りだした、異形の生き物。人が生み出した化け物 我々はそれを必ず復活させてはいけない 冥王とともに封ずるべし すべての鍵は冥王なり』 そこから先は、本当に日記のようなものだった