「前は我慢してたみたいですけどね、……っと、もしもし?」




……我慢ねぇ、あれか、金問題?……なわけないか。



手に持っていた通話機が反応したようで、それを耳に当て誰かと連絡をとるリキ





「モルさーん、前来てみんしゃーい」


「何処の言葉なの、それ」


「どっか」




少しだけ顔を横に向け、視線を僕へ向けているガインの隣へと移動する



手綱を持ち、二匹の馬を操ってるガイン



今の時代は便利だねぇ、馬が運んでくれるとか。





「……ココ、もーすこし魔物がいてもおかしくないんですけどねぇ?」


「?」


「数えれるぐらいしか見かけないんですよぉ、王が目覚めかけているならもう少しいても……」






あー。


そういう事。





「寝てるんじゃないの?」


「こんな昼間から?……そんなのオルフェぐらいでしょ」





ガインさん、それは酷い





「だから、狙われてるんですよぉー。今も?……そうですね、」




………結構は、僕は彼らと合流するようだ。ニカラに来た意味だよねぇ



無駄になっちゃった



まぁ、いいけど。