一緒に帰る?と聞かれたときとっても嬉しかった。
私はすぐに「いいよ」と返した。

これが私と大貴の出会だった。

大貴とはすぐに仲良しになった、趣味も一緒だし、何と家もすぐ近くだった。学校の席と一緒で住宅街の斜め前の家だった。
 大貴と一緒にいるとなんだかとっても楽しい、本音で話せる。
その時だある誘いが来た。
「美波俺らのバンドに入らないか?バンド組んでるんだ友達6人と。ギターは俺1人しかいなくてさ、入ってくれたらとっても嬉しいんだけど・・・みんなには誘ってみるって言ってるんだけど・・・」
胸が高鳴った。『バンド』それはどれだけ夢に見たことだろう
しかも大好きな大貴の入っているバンドなんて・・・