「実はね・・・私・・・」
「どうしたの?早く言いなよ」
真知の顔がかなり赤い・・・
そこまで恥ずかしいのだろうか?
それとも夕焼けのせい?
「実は・・・好きな人に告白しようと思ってて、それで・・・ね、
美波にその人との間に入ってもらいたくて・・・」
真知にしては、珍しく小さくておどおどしている声だ。
「で?その人って誰?」
かなり気になる、私の知っている人だろうか?
「うん・・・その人は・・・」
真知は少しためらってからその人の名前を言った。
その名は私のよく知る人の名前だった。
「私・・・大貴の事が好きなの!」
えっ・・・今・・・大貴って言った・・・
「大貴ってOver Driveの?」
「そうなの・・・」
そんな・・・私は・・・真知の為になってあげたい!だって親友だもん。でも・・・こればっかりはだめだ。私にはできない・・・だって・・・