「天…城…?」

「そ。天城家へようこそ」


ここ、天城くん家か。

…なんで、あたしを?


「純が女の子連れて来るなんてなぁ…。

…あ。お名前は?」

「相良縁です…」





「純の彼女?」





「…違います」

「へぇ。珍しい。まあ、純に彼女ってのも、しばらくいないけど」

「えと…。天城くんの事詳しいんですね」


竜騎さんはにこりと微笑んだ。





「オレ、純の義理の兄貴なの」