辛く悲しすぎるときは、
自分にどうしようもない防げない防ぎようないいじめにあったときは、
とても、泣いても止まらないくらい泣けてきて、涙がかれるほどに
泣けるのは、無理がないときも、ある。

ゆきえは何度か
宰子にもう二度といじめられないには、
宰子を消すしかない、
宰子が自分と同じ世界にいたら
死ぬまでいじめられるのでは、と考えたことがあるが、
宰子を手にかけ、この世界から消した夢も、
何日も連続で、
見たことさえも、あるほどだが、
もしそうしたら、自分と自分の身内が
逆に加害者になり、世間から非難されてしまうし、
身内も引っ越しを余儀なくされてしまうだろうし、
それは絶対避けたい、と思った。
宰子を手にかければ、
いくら
動機に酌量の余地が十分すぎるほどあるとはいえ、
いかに動機そのものは十分すぎるほど酌量できるものとはいっても、
確実に自分が
裁かれる側となってしまうー。
しかし、それでもゆきえには
宰子が同じ世界にこの世にいること自体がとても苦痛で仕方なく
宰子が最も辛く過酷な死に方をしてから地獄へいってくれれば、少しは救われる、と、心では思っていた。


あんな、他人をいじめるのが楽しいうえ、他人の気持ち、訴えなどどうでもいい聞く耳もたない、まともな心を持たない、いじめられる人の悲しみを分からない、人たちにだけは負けてないつもり、だった。
他人をいじめ、いじめられる人が悲しむのを楽しい最悪な最悪な根性の人なんかにだけは、絶対、絶対負けたくなかった。
他人をいじめる人、他人の悲しむ気持ちには真剣な訴えには一切聞く耳もたず他人をいじめ続ける上、他人をいじめて悲しませて楽しい人なんかには、負けたくなんかなかったし、



あんな、他人をいじめて他人の気持ちに一切聞く耳もたない人よりなら、まだ、ましなつもりだった、まだ、弱くないつもりだった・・・・・
あんな、他人をいじめて他人を悲しませるのが楽しい人より、まだ、ましなつもりだったしあんな他人をいじめる人には負けてないつもりだった・・・・




《読者の皆様の中には
泣く態度は嫌いという人もいるかもしれないけれど
それだけの深い辛さ、悲しみ苦しみが、それだけの理由があって泣く時もあると、
それをわかっていただきたいのです
泣く人はずるいとかは思わないで欲しい。
都合が悪いのをごまかすため、泣くのは、問題外であるが、
当時の彼女みたいに、
よほどの悲しさ、辛さを抱える人も
泣く人の中にはいるのだ、と
理解いただきたい

泣いた時のゆきえが責められるなら
ゆきえへのいじめのほうが責められるべきと言える》



ゆきえは、そんななかでも
高3当時、受験勉強をがんばり、
それなりに偏差値も知名度も高い
国立広町大学(ひろまち)に合格し、
(なんと入学試験で上位25%に入っていたらしい)
本当の友達ができた。その広町大学は
平和だー。本当にのどかで平和。

絵に描いたように平和だ!


しかし
そのいじめを
忘れること、
吹っ切ることができず、
ー努力してみたものの、
どうしても何十回もよみがえる、
その上
宰子にいじめられたのが原因で情緒不安定になっていた、
なんでもないことでも苛立ったり泣きそうなったり、誰かとすれ違うだけでまた容姿体型の悪口言われないか
あんた男知ってそうよねーとか嫌味のない感じで貶し言葉を褒め言葉みたく偽られて教えられて騙されないか、とか、
深く不安になったりすることがよくあったのだー
宰子の進学した
秋野大学の医学部に、


宰子が自分にしたいじめ内容を
パソコンのワープロで書いた手紙を
匿名で3通出した。


その一通には


『佐藤宰子にいじめられたせいで
自殺未遂に陥った私を
忘れないでください、
佐藤を許すつもりはありません


佐藤宰子さんはなぜ、
そちらの大学に入ったのです?
明らかに不適合でしょう!
貶し言葉を褒め言葉と偽って教えたり
外見や体型など、他人の初めからのことをけなしたりする人など
人格悪すぎます、
そちらの大学で学ぶにふさわしくないですし、大学に通う資格や生きる資格なしです、


明らかに佐藤宰子さんは
そちらの大学に入るに値しない、
大学で学ぶに値しない
ふさわしくない人です。


きっと佐藤宰子さんに
いじめられる人がそちらの大学でも絶対に出ます、


てか佐藤宰子て人
そんなに自分のC85かC90だかの
世界でも類を見ないほどの、絶世の
抜群のグラマーさ自慢したいなら
自分の写真集かDVDでも
売ればー??
相当売れます



宰子さんに、体型などはじめからのことけなされていじめられた。』


と、書いた。