その後ろから本間が余計な口を挟む。
「うっそ！？あの子が！？」
それに目の前の三人は驚いてる様子。
「信じられないね」
「うん」
由紀と翔子は、私と話す前に沙紀さんと対峙してたからそう漏らした。
有紗も無言のまま。
「愛って…色々凄過ぎるよね」
「秋人とまた付き合うし」
「は！？あっきーとまた付き合ったわけ！？」
由紀がまじまじと呟いた後、同調する様に言った有紗の言葉に驚いた声をあげたのは結城だった。
そっか、結城は何も知らないか。
後で言わないといけないなあ。
多分、秋人本人が言うんだろうな。
「それ、本当なの？ラブ」
結城は立ち上がると、私の前に来て腕を取る。
その顔は真剣そのもので、思わず息を呑んだ。
「ねえ、ラブ！」
「……ほ、んとう」
途切れ途切れにそれだけ言うと、結城の顔が歪んで行く。
