ルカは小さな体で私に抱きついた。
「ユズキ~携帯繋がんないし、もーマジ心配したぁ」
「ごめんごめんバイトだったんだよね!」
ルカは涙目になりながら
何度も私にバカふざけんなと言う。
私はルカのそんな悪口が愛情表現だと
知っていた。
そんな悪口がとても嬉しかった。
ルカの大きな瞳からは涙がこぼれていた
そんなルカが可愛くて
私はつい笑がこぼれた。
「ルカありがとう」
「ユズキはなんでそんなにいつもヘラヘラ笑ってるの!」
「また前みたいに親となんかあったのかとおもったじゃん!」
「携帯も電源はいってないし!!」
ルカは散々私を叱った。
でもそれが嬉しいとルカに伝えると
ルカはユズキって絶対にどエム!
と笑った