シュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル…



しんやが小さく「アッ!」と叫んだ。





私は何が起こったかちゃんと言えないが、


目の前で

しんやが

凄まじい勢いで小さくなっていく。



小さくなって、

しんやが立っていた足元に

小さな人形が倒れた。


小さく
「なんだ!助けてくれ!」
と、しんやの声が聞こえる。


そして、

その人形は、











そう


しんやは






小さく手足を少しばたつかせて、

動かなくなった。





私は驚きのあまり
「はっ!」と
勢いよく息を飲み込むしかできない。


何が起こったのか、


理解できていない。

多分。