「・・・・おぃ、お前!?どうしたんだ?」




誰かがあたしを覗き込んでいる。





・・・・・女の人?・・・違う。




この匂いは、男の人だ・・・



・・・でも、その男の人は何故か女の人の服を着ていた・・・・。




「あっ、大丈夫です!ごめんなさい、勝手に入ってしまって・・・」





男の人は、にっこり笑っていた。




「ここは葵財閥の家ですょ。見つかったら、危ないです。早くここから去ってください。」