千景くんの顔の前に向けるとがしっと握られた。



なんっ…えっ!?




「この前、手離してた。ちゃんと朝まで離すなよ」



「手繋いだまま寝るの?」



「嫌なの?」



「いえ、ぜひお願いします!」



「ん、おやすみ」




そう言っておでこに柔らかな感触を落としていった千景くん。



おやすみのキス…?



こんな甘やかされて私だいじょうぶ?