「こうやって優しく触ったり、キスしてくれるのに、なんで彼女になれないんだろ」
訴えかけるようなその目に俺は弱い、気がする。
こんな顔、他の男もみることになんの?
俺以外のやつにも見せんの?
誰かに幸せにしもらえって、本心で思えない俺はもうーー。
俺じゃない誰かに愛生のこと渡すとか、俺が無理だろ。
「大好きだよ、千景くん。
絶対に離れていかないし、裏切らない。私が千景くんを守ってあげたい、幸せにしてあげたい」
「な、に……」
「何回でも千景くんが好きだって言う。千景くん以外むりなんだもん…」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…