「あっ…、」
私の返事も聞かないまま電話終了。
バタバタしてそうだなぁお父さん。
私たちは休みだけど、今日もお仕事なのかな。
静かに受話器を置いてからテレビの前に戻って、ソファに沈む。
テレビではちょうど天気予報が映っていた。
わっ、夕方から夜にかけて大雨だって。
「千景くん……傘持って行ったのかな」
ぼんやりと、千景くんのことを考える。
お父さんの話を聞いちゃってからもうそればかりで。
千景くん早く帰ってこないかな。
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