先輩も気にかけてくれてるなんて、ありがたいな。
私は元気ですよ。大丈夫。
まだ少し引きずって、まだまだ気持ちは残ってるけど、
もう少し大事に向き合っていきたいなって思ってる、私。
「…ふふっ」
バスに乗ってからスマホを確認したら、前園くんがお疲れ様でしたメッセージを4人のグループのところに飛ばしていて。
珍しく千景くんが反応していた。
“愛生は寄り道すんなよ”
”門限”
…だって。
はいはい、ちゃんと門限前ですよーだ。
千景くんが待ってる家に帰るって、やっぱりいいな。
千景くんも同じこと思ってくれてたら…うれしいな。