…そうだよ。


いろいろなことが同時に起きてるから少しキャパオーバーになりそうだけど、

あの人は、ずっと会いたかった初恋の人で私は今でも好きで。



……これは…!


大変!


一大事!




「おとなしく黙っちゃって、本気で怒ったの?」


「っ! お、怒ってません…」




いつのまにか横に立つ千景くんに顔を覗き込まれて、目を見開く。


ちっか…、近い!


距離感!どうしたの!!



「あっそ? ならよかった」



よかった…って、本当に思ってる?


ふっと軽く笑うその顔が離れて、やっと息がつけそうだ。