下駄箱で靴を履き替えたところ、電話が来た。


出てみると大知先輩が校門のところで待っていると言う内容だった。



私は約束してるときに待ち合わせとか、人を待たせるのが苦手。



だから、ダッシュで向かう。




「お待たせしてすみません、先輩。あ…深山さんも…?」



「ももちゃん、千景呼んで来て?」




深山さんもいたのか。


いや、言われても千景くんのこと呼びになんて戻りません!




「あ、早く行きましょ、また先生に見つかったらうるさいと思うし……」



「そうだな、行こっか。渚は?」



「あたしは千景に会いに来たから、出て来るのここで待ってる」