「百瀬さーん、このサイズ…ってあれ、顔真っ赤よ〜!山咲くんになにされたのかな、あの子もイタズラっ子ね〜?」
とんでもないイタズラに翻弄されてしまった。
去り際に、めくれていたスカートを慣れたようにさっと直してくれる千景くんに驚き通り越して感心してしまう。
ほんと、なんなの?
なんでそんな余裕でいられるの??
私はこんなに心の中かき乱されてるのに。
初めて見る千景くんに心臓の音が鳴り止まないし、顔の赤みも引かない。
こんなことしてくるなんて、千景くんなに考えてるの……っ?
彼女やめろって言ったのはそっちなのに!