「うん…わかった、千景くんとちゃんと生活するね。ふたりも気をつけてね、いってらっしゃい!」




そう言ってから少しして通話が終わった。


はぁー…


大事な話は事前にちゃんとしてほしいよお願いだから!



そういえば千景くん、どこだ。




「千景くんっ……!って、あれ? いないし!」




リビングに姿なし。


2階から物音がしたような気がしたからそっち?



階段を上った先、私の部屋のドアが開いていたので慌てて飛び込む。