『保育園で千景くんさ、愛生のことよく見てくれてよく一緒にいただろ、ふたり』



「う、うーん……?」




卒園式の日のことは素敵な思い出だけど、それより前は意地悪な千景くんしか思い出せないや……。




『な、だから千景くんになら任せられるんだ。ケンカせず、仲良くやってくれよ』




任せるって。


千景くん、いつのまに私の両親からどんだけ信頼を得ているの?



知らなかったよ!?


でも、なんかうれしいけど…。



だって、大好きな千景くんのことをパパママも好きってことだもんね。