「なんで千景くんなの? 小さい時からの知り合いだけど……一応、男子、じゃん……?」




私がそう言うと電話の向こう側からクスクス笑うママと、パパの声が少し入ってきた。




『もしもし、愛生? パパだけど』



電話の相手が変わる。


う、何を言われるんだろう…



少し身構えちゃう。