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「裏切らないって証明したいとき、どうしたらできるんだろ…」
「証明？数学のはなし？」
休み時間。
廊下にある個人ロッカーから教科書を取り出して、そのまま壁にもたれておしゃべりをはじめる。
あ、そっちの証明じゃないね、聖菜ちゃん。
もう一回言ってみると次は伝わってくれたようで。
「うん〜…まぁ、嘘とか不安にさせるようなことはしたら信用してもらえないって思うかなぁ」
そうだよね…
信用できるなって安心してもらうことを多くしていかないと、か。
「そういえば愛生ちゃん、最近ずっとお弁当持参だね！」
「うん！千景くん優しくて、毎日お弁当も作ってくれたり、したいって言ったらキスも…」
朝ごはんは当番制だけど、お弁当は義務じゃない。
これは千景くんの優しさ！
