足音を立てないようにそっと近づく。
上から覗き込んで見ると目は閉じられていた。
「…今寝ちゃったら夜ちゃんと寝れるの?」
うん…返事ないや。
寝てたから私が帰って来たこと知らないのか。
返事するのが面倒で無視してるんじゃないのなんて思ってごめんね。
心の中で謝りながらじいっと見つめる。
千景くんの寝顔もっと見てたい。
けど、この上から覗き込む体勢、ちょっとキツイ。
「こっちに体の向き変えてこないかな〜」
そうすれば座って眺めていられるのに。
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