「どうかな? 愛生ちゃん」



じいっと見つめてくる聖菜ちゃんは今日もかわいい…



「聖菜ちゃん〜! 話進んだ?」


「あっ、今ちょうど話してたとこで」




聖菜ちゃんの隣に座っていた子が椅子を私たちの横に寄せて来た。



名前はマキちゃん。


席が近くて、前に少し話した時からショートボブが似合っていて可愛いなって思っている。




「他校の友達と明日、遊ぶんだけどその子たちが聖菜ちゃんと愛生ちゃんにめっちゃ会いたがってて! よくお互いの学校話するんだぁ。

場所はお互いの中間地点として○○駅周辺かな、今んとこ」




おお…


場所が場所だなぁ……。


門限までに帰ってこれるか、わからない。