ぎゅっと繋いだ手をあんまり見つめすぎていたからか、そんなことを確認されちゃった。
眉間にしわを寄せる千景くんに慌ててしまう。
「手繋いでお礼言うのかよ……変な愛生」
「ふふふ〜嬉しくて!」
「素直っていうか単純っていうか」
「単純だよー。扱いやすいでしょ?」
「そーね」
その横顔を見ると口元は緩んでる。
せっかく少し遠くまで来てるんだから今日はとことん楽しまなきゃ。
たくさん、笑顔が見られるといいな!
今日の目標だな。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…