「あいつ、今日、退院だったっけ……」

カレンダーの日付を確認しながら、もう一度傷付くことを恐れて一歩を踏み出すことが出来ないでいた。


だけど、ハルナはやって来た。

オレの通う病院へ。

オレのいる世界へと飛び込んできてくれた……。