さすがに次の日はあいつの病室を訪れる気にはなれなかった。

だけど、それがきっかけとなって足が遠のいてしまっていた。

オレはこのショックを忘れようと、毎日、懸命に一日を消化しようと忙しく動き回っていた。

そして、半分夢遊病者のように家と大学、そして病院を往復していた。