ハルナが入院した翌日。

俺はケーキを持って病室を訪れた。

「良く眠ってる」

オレがそっとベッドの横に立った時、突然ハルナは目を開けた。

そして、いきなりオレにしがみつくと泣き出す。

きっと、独りで入院して淋しかったんだろう。

アカンボもお腹にいることだし、心細かったんだろう。

そう思っていた。