かずにぃの言葉に胸が熱くなる。

こんなに心に響く言葉を、今まで誰からも貰ったことがなかったような気がする。


かずにぃは暖かい手で冷え切った私の手をすっぽりと包むと、優しくキスする。

「もし、オレを許してくれるなら……、

そしてもし、愛してくれるなら……、

お前が16歳の誕生日を迎える3月にオレと結婚して欲しい」